ski経営サポートオフィスの社労士コラム

選考のポイント

2012.04.09

採用面接のポイント

面接書類のチェックポイント

採用面接をするうえでまず心がけていただきたいのは、採用する側もされる側も立場は対等だということです。どうしても「雇ってやる」という意識が働き上から目線になりがちですが、相手も顧客の1人かもしれません。

面接後、大事な取引先の関係者だったことがわかった。などということが実際に起こっています。

妙にへりくだる必要はありませんが、気持ちは、お客様への対応と同じぐらいで、ちょうどいいかもしれません。

面接時にわざと高圧的な態度を取り、プレッシャーへの対応を見るという面接上のテクニックもありますが、ここでは、通常の面接での選考ポイントを紹介します。

次に採用面接での書類のチェックポイントですが、以下の表のようになります。

書類 チックポイント
履歴書
  1. 自筆で丁寧に書かれているか
  2. 写真の印象はどうか(服装、表情など)
  3. 誤字脱字はないか(修正液で修正など)
  4. 空欄がないか
  5. 保有資格はどうか
  6. 志望動機はどうか
  7. パソコンで作成した書類の場合は、レイアウトが崩れていないか(パソコンのスキル)
職務経歴書
  1. 同業種の経験があるか
  2. 短期間で転職をくりかえしていないかどうか(特に新卒時の在籍期間)
  3. 新卒入社時の会社の規模はどうか(ある程度の会社ならば教育訓練を受けている可能性が高い)
  4. 何もしていなかった空白期間が長すぎないか(その間に何をしていたのか)

面接時のチェックポイント

チェック内容
面接時
  1. 今までの会社の退職の理由
  2. 時間に正確か
  3. 服装の印象はどうか
  4. 返事・言葉遣いは良いか
  5. 人の目を見て話すか
  6. 人の話をきちんと聞いて受け答えしているか
  7. 志望動機は何か
  8. どんなことをやりたいのか
  9. やって欲しい仕事の経験はどの程度か
  10. 社風に合うか
  11. ネガティブ思考でないか
  12. 仕事の空白期間をどう過ごしていたか
  13. 経営者と合うか

面接に慣れていない場合正しく判断できるかどうかと戸惑う面接官もいらっしゃいますが、最終的には感覚で合う合わないというのも大事な要素です。論理的で客観的ではないかもしれませんが、お見合いと同じで、一緒に仕事をしていく上で、「なんとなく好きになれない」というのは、正しい感覚であったりします。

 

最近は雇用環境が悪いため、働く人にとって圧倒的に不利な状況です。 だからといって、採用者の足元を見たような対応をすれば、チャンスがあればいつか辞めてやると思いながら仕事をするのではないでしょうか。 こうなっては社風も何もあったものではありません。

採用にあたっては、長く一緒に働いてくれそうかどうかが一番重要です。〝採用しては辞めるというサイクルを繰り返している。”というのは今までにかけてきた費用が無駄になり、会社にノウハウが残らず大変効率の悪いことです。

 

「会社に会わなければ辞めてもらえばいい」という経営者の方もよくいらっしゃいますが、人材のレベルアップが図れる裏付けの資金力やブランド力がある会社以外は、長く安定的に勤務してもらう方が会社の利益になります。

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