ski経営サポートオフィスの社労士コラム

年金事務所の調査は何をする?

2011.12.21

最近は年金事務所の調査が増えているそうです。最近立ち会った調査員の方は「年末年始と調査がびっしり詰まっていて大変です」とこぼしていました。

年金事務所の調査のポイント

さて年金事務所での調査は何を調査するのかというと、

  1. 加入しないといけない人がきちんと加入しているかどうか
  2. 入社時や給与額が上がった時の届出をきちんとしているかどうか

以上の2点が大きなポイントです。

 

就業規則、賃金台帳、出勤簿・タイムカード、労働者名簿等の労働関係の書類の他源泉所得税の納付書の控え等税務関係の書類も確認されます。

特にパートの方で社会保険に加入しなければいけない人がいないかどうか、注意が必要です。一般の従業員の3/4以上の労働時間と労働日数になっているのに、社会保険に加入していないと、最大で2年間さかのぼって保険料を徴収されます。

60歳以上の年金受給者の方で「社会保険に入ると年金が減額されるから入りたくない」という方が時々いますが、この場合も注意が必要です。社会保険に加入しないで働きたいという従業員がいたら、労働日数か労働時間を3/4未満におさえる必要があります。

 

他にも新規で入社した方の被保険者の取得日と出勤簿や賃金台帳に矛盾がないかどうかなどもチェックされます。

又、給与額に変更があれば忘れずに届を提出しておきましょう。月額変更届が適正に提出されているかどうかもチェックされます。

その他にも扶養の家族が就職していたりして変更がないかも確認しておいてください。

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